地名
先日地元の駅前通りエリアの開村400年とかで、歴史的な場所を巡る小ツアーに参加して改めて思ったこと。
古くは柳田国男の地名の研究というのがありますが、3.11や集中豪雨で地名は過去の歴史を反映しているというのが話題になったことがありますが、地名の一般的なパターンとしては地形(例えば”谷地”)、災害の歴史(”安房”などもそうらしい)、あるいは旧地頭の名前(枚挙にいとま無し)が地名となってそのまま引き継がれているというパターンぐらいになるだろうと思います。
新興住宅地だと、これらの過去の歴史は一切消去されて、●●ヶ丘とか、●●台とか要は以前は役に立たない土地(おそらく山林)だった所を開墾して、名無しだったところに新たな命名をしてしまうから歴史の上に新たな歴史を積み重ねていることになります。
不幸なのは、過去の災害の歴史を刻んだ地名を消してしまうことだろうと思うけれど、うちの周りは昔ながらの地名が残っているので、歴史が保存されていると言えるか。災害に絡む地名はなさそうですが、それは人間の歴史の中で記録が残っていないだけだろうと思う。
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