テーマ:箴言
2021年01月19日
一般に言われる英語の言葉では「Heaven helps those who help themselves.」というようですが、googleでドイツ語から翻訳するとタイトル通りで、意味は同じだと思います。
なかなかに解釈の難しい言葉で、そのまま解釈すれば、自分で助けられる(自助)んだから、そもそも神の助けは不要…
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2020年12月19日
人には本来的にマルチタスク(複数のことを同時にやる)というのは向かないそうで、多くのことを同時に求めすぎると全部を失う、或いはどれもが中途半端になってしまうというやつです。似たような言葉としては「二兎を追う者は一兎をも得ず」と言うのがありますが、同じ意味でしょう。
マルチタスクは人間にとってもオーバーヘッドが無駄過…
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2020年12月15日
ドイツ語の辞書でたまたま目に留まった言葉。なんでラテン語がと思ったけれども、諺としてドイツ語に取り入れられているようです。
意味はwikipediaからで、
in vīnō vēritās. : In wine lies the truth.
いろんな言語で同じ意味の言葉がありますが「酒に酔えば本音…
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2020年12月11日
論語からの一節です。
人は忘れやすい動物ですが、火山噴火と地震(特に日本では)とパンデミックは繰り返して必ず起こるものだし、起きてきたのが歴史。
自分でコントロールできないことは考えても埒があかないわけだから、その日一日を精一杯生きていくことが人間の歴史だったと言うことになります。多くの企業もこれらを前提とし…
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2020年11月09日
ステーブ・ジョブスのスタンフォード卒業式での有名なスピーチの中に出てくる言葉。
「人生が今日で最後だと思ったら何をするか」を常に考えて生きよというメッセージの最後部分で繰り返されます。
ジョブスのこの精神でアップルは再生したと言えるのだから、15年経っても名言です。
行動原理に置き換えると、
① …
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2020年10月20日
将棋王座戦で敗れた、久保九段のtweetで出てきた言葉。自分は「前後際断」が信条なので、また出直しますと。
過去にも囚われず、未来も憂うことなく今を生きよという意味だそうですから、「今を快心に」ということとほぼ同じだろうと思った。
出典は、禅語からのようですが、過去も未来もどちらも気にせずというのは常人に…
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2020年10月07日
というのは割と使われる表現ですが、元はジョン・アクトン(英)の言葉なんですね。以下はwikiから転載。
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* Power tends to corrupt, and absolute power corrupts absolutely.(「権力は腐敗の傾向がある…
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2020年09月12日
吉田秀和さんという、音楽評論家(というと今だと軽い感じの語感ですが)がいましたがその人の有名な言葉です。
吉田さんの「モーツァルト」も読んだけど、この言葉は吉田さんの基本的な姿勢だと思う。
吉田さんといえば、晩年のホロビッツが来日演奏したときに「そこにいるのは骨董品のホロビッツだ」という言葉を残しています…
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2020年09月08日
GE会長だった、ジャックウェルチの言葉だそうです。
「自分の運命は自分で決めろ、そうしなければ他人に決められてしまう」
至極当然で、世の中や周りに不平不満を言うだけでは何も変わらず、自分の人生は自分で主体的に決めていくしかないと言うことです。
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2020年08月28日
以前も記述した記憶ありますが、アメリカの州のモットーの、およそ半分はラテン語由来ですが、以下はNorth Carolinaのstate mottoから、
Esse quam videri (bonus malebat) ; Latin
To be, rather than to seem ; in Engli…
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2020年08月16日
双葉山といえば六十九連勝で知られる大力士ですが、その双葉山の好んだ言葉として知られるのが木鶏です。
中国春秋時代の、周の宣王と言われますが、軍鶏が調教によりもはや何事にも動じなくなった状態、喩えれば木製の鶏のようになるまでのプロセスです。
こうなるまでには四十日掛かっていて、
10日目: 未だし、ま…
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2020年07月12日
失敗の本質はこれに尽きると、以前に野中郁次郎さんの講演聞いたときの言葉。
トヨタ生産方式では三現主義(現地、現物、現実)と言われますが、これを遵守しているのが米軍であると。軍隊では一つのミスが、部隊の生存に関わってくるので、将校はコマンドを出しっぱなしにせずに、必ず実施した結果を自分で確認するのだとはDrucker…
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2020年07月09日
江戸時代の陽明学者、中江藤樹の言葉です。藤樹は本名ではなく、藤の木が住居の近くにあったから通称で藤樹と呼ばれているようです。幼少時に米子に住んでいたことがあるようで、米子市内の美術館近くで石碑を見つけました。
是非の素定とは、
『物事の善悪の本質を理解しようとせず、最初から決めつけてしまうくせ』
…
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2020年07月08日
以前、どこかの定食屋だと思うけれどもカウンター席に座って、カウンターのメニューの裏側だったかに書かれていた言葉。誰が言ったのかなと調べてみると、川上哲治さん。
『真剣にやれば知恵がでる。中途半端だと愚痴が出る。いい加減だと言い訳だらけ。』
「言い訳だらけ」の「だらけ」も肝だと思っていて、言い訳が必要な…
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2020年06月30日
大国を治むるは小鮮を烹るが如し(たいこくをおさむるはしょうせんをにるがごとし)
春秋時代の老子の言葉と言われます。
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寛容を旨としてこまごまと細部に渡って干渉せぬこと。
細部に渡って干渉すると有為に過ぎて治まるものも治まらぬようになってしまう。
…
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2020年06月29日
吉田松陰の言葉ですが、
人賢愚ありといえども各々一二の才能なきはなし湊合して大成する時は必ず全備する所あらん
(人には能力の違いはあるけれども、誰にも長所はあるものである。その長所を伸ばしていけば必ず立派な人になれるであろう)
人がその人なりの価値と言えるのは、つまるところ、その人でないと出来ないことに…
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2020年06月27日
割と有名な、コビーによる著書で、日々の生き方のガイドというべき内容。人生は習慣の織物というぐらいで、習慣が人生を決定するから、人生のコンパスと言うべきか。
①〜③は自分自身の行動基準について
① 主体的であれ
主体的にやらないで受け身だと不平不満が出る
② 重要事項から片付けろ
どうでもいいこと…
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2020年06月01日
論語で『過ち』に関するところ二箇所から、
・小人之過也、必文
(小人の過つや、必ずかざる)—— 素直に誤りを認めず、取り繕うあるいは言い訳をすること
・誤而不改、是謂誤矣
(過ちて改めず、是を過ちという)—— 誤りを学習の機会とせずに、そこから何も学ばないこと
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2020年05月18日
秋田市北部の県立博物館の近くに記念館(生家)がありますが、石川理紀之助の言葉です。頭に『自分は』と言う言葉が省略されています。写真は記念館近くの石碑で、恐らくはこの家で生まれたのだろうと思う。
農業振興に尽くした理紀之助ですが、二宮尊徳と業績は似てなくもない。この時代の産業(農業)振興は、開墾と利水と品種改良にあるのだから…
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2020年05月14日
ラテン語の警句ですが、ラテン語学習で必ずといってぐらい出てくる言葉。
『学問(を極める)には長い時間が必要だが、人生は短い』
『少年老い易く学成り難し』もほぼ同じ意味だから、洋の東西問わずどちらの世界でも実感することは共通のようだ。
伊達政宗の『馬上少年過ぐ』は人生の振り返りだから、意味は異なるけれども、人…
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2020年05月10日
"Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever."
(Mahatma Gandhi 1869-1948)
この言葉を座右の銘と言う人は多いんじゃ無いかと思う。イギリス留学中のガンジーが人種差別を受けて、祖国の置かれた悲…
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2020年05月09日
論語に、
子曰わく、これを知る者はこれを好む者に如かず
これを好む者はこれを楽しむ者に如かず
(訳:物事を知っているだけの人は物事を好きな人にかなわない、しかし物事を好きな人も物事を楽しむ人にはかなわない)
論語のこの言葉とドラッカーの『三人の石工』たとえは、いずれも言っていることは同じだと思う。
つま…
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2020年05月02日
古代ギリシャでアテネの神殿製作者の支払い要求に対して、屋根部分の人が見ることのできない彫刻部分には金を払わないという、会計担当の役人に対する返答。
Striving for perfectionとはこのような事だと思う。目には見えない部分に対する仕上げが、作品の出来を左右するのはあらゆる商品共通、大量生産品には望むべくもな…
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2020年05月01日
島根県安来市の日立金属隣に和鋼博物館があります。もともと中国地方(特に山陰側)はたたら製鉄が盛んだったので、日立金属と統合前の前身もそのような背景があったからだろう。
そこに俵国一さんのコーナーがあって、そこに書かれていた言葉。
これは論語の「学也禄在其中矣」からだろう。『学びて禄(ろく)その中(うち)に在り』
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2020年04月25日
シェークスピアの言葉だそうですが、
There is nothing either good or bad, but thinking makes it so.
『世の中には良いことも悪いこともない、それは考え方(捉え方)しだい』
心の持ちようはそれほど大切であるのだと。世の中に絶対悪も絶対善も存在しな…
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2020年04月24日
20世期の偉大な歴史家トインビーの著書は読みたいと思っていますが、何しろ図書館も閉館中。
トインビーの言葉を見ると、歴史家は少なくとも、自分の目の前のことだけで生きてはいない、つまり無駄な人生は過ごしていないんだと思う。
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○ アーノルド.J.トインビーの言葉
・熱意のない…
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2020年04月20日
「夫れ学は通の為に非ざるなり。窮して困(くる)しまず、憂えて意(こころ)衰えざるなり、禍福終始を知って惑わざるが為なり」
(意味)
学問というのは、立身出世や生活のための手段ではなく、窮しても苦しまず、心配事にも心衰えないこと。何が禍いで何が幸福か、どうすればどうなるのかという禍福終始を知り、人生の複雑な問題に直面しても惑わ…
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2020年04月14日
読み方はフェスティーナーレンテ。festinaはfestinare(不定形)の二人称単数命令形表現。
『ゆっくり急げ』、良い結果により早く到るためにはゆっくり行くのがいい、というラテン語。
ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスの言葉といわれる。
すべての道で王道を行けば、迂遠なようでも、結果として一番早くたどり着くということ…
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2020年04月07日
高田(タカタ)明さんといえば、佐世保の街の写真館から今のジャパネットたかたを一代で立ち上げた人ですが、その方の言葉で一番印象に残っている言葉が、タイトルの言葉です。もしかしたら微妙に言い方は違っていたかもしれませんが意味は変わりません。
他人と比較するのは疲れるだけ、確かにそうです。人と比較しても何も行動をしないで、単に羨むだけで…
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2020年04月03日
人生100年時代、ずっと働けと言ってますが、その人生モデルと言えなくもない江戸時代の、昌平坂学問所(東京大学のルーツだそうです)の総長だった佐藤一斎の言葉で、おそらく佐藤一斎で一番有名な言葉ではないか。
少而學 則壮而有為
壮而學 則老而不衰
老而學 則死而不朽
(訳)
少(わか)くして学べば、壮年にして事を為す、…
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